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2026.0717 金

  • 10 時間前
  • 読了時間: 2分

夏だ。

さっぽろも真夏だ。

蒸し暑い夜にわくわくする。


こどものころ

父が新車を購入して

運転したくてたまらなく

会社から帰宅後

夜のドライブに連れられた。


新車のシートのにおい

エアコンから冷たい風のにおい

それぞれが

まざって

夏の夜のにおいとして記憶にある。

静まり返った景色、

2本のアーチ状の街路灯が

植物の芽ようにも見えて

それがいくつも

規則的に並んでいるのが

無機質で美しく見えた。


夜風を浴びたいのと

自動ボタンをさわりたいのとで

窓を開けたら

エアコン絶賛満喫中の父に

かるく注意されて、

夜の道路の

流れる景色に見入った。


そのとき

カーステレオから

井上陽水が流れていた。

夜のドライブの景色と

妙に合っていたのと

ちょっと

艶があるのと

なんかすこしこわかった。


夏の夜の記憶。

新車のにおいと、井上陽水。

今でも思い出します。

嗅覚と聴覚、感情

すべての感覚が

ミックスになって

セットになっている。

それが

ただの記憶ではない

ぼくの一部になっている。

なんてことない出来事なのに。


あの夜は

まだどこかで再生されている。

永遠に繰り返す。

そんな気がする。


夏だ。

土日、ことばの喫茶室ひらきます。

週末もごきげんでありましょう。







▶︎ 言葉と心の文章教室

自分の気持ちを、自分の言葉で書けるようになるレッスンです。



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