2025.1118 火
- minoru HASHIMOTO
- 11月18日
- 読了時間: 3分
冬だなあ、もう。
陽射しのそれも
空気のふるまいのあれも
そう、冬。
包みこまれた秋のしっぽが
わりと少し出ている。
父親を
わかりあえない生き物と
ぼくは、幼少期に決め込んだ。
昨日、ここに書いた
その決め手だったと思う。
わかりあえないので
相談相手として
考えたことがなかった。
言っても
わからないだろう。
また、ガサツな意見を
つきつけられるだろう。
そう思っていた。
だから、頼らなかった。
瞬間湯沸かし器のように怒る。
ヤクザみたいな言葉を使う。
怒鳴り声が大きい。
暴力をふるう。
いつも
会社に行きたくないと言っている。
ファンキーな母親(嫁)の
言い分を黙って聞いている。
友人がいない。
そんな父の
背中を見て育った。
ぼくは
見下すことで
自分を守った。
そして、いつしか
父を
かわいそうな人として
見ていたと思う。
家庭の長である
父との希薄な関係性。
希薄というよりも
こちらから拒んでいる関係性。
それは
社会に出ると
仕事に反映されていた。
社長に嫌われる。
なにかしらの団体の
長にあたる人物と合わない。
もちろん
僕もよそよそしいし
報告・連絡・相談の
ホンレンソウなんかしない。
わかりあえないと
強く思い込んでいた。
ぼくが
フリーランスでやってきたのも
会社というコミュニティーが
まったく合わなかったからだ。
所属できないから
そこから出ただけだ。
今になって
そりゃそうだと
いろんな意味で納得する。
人に相談できないし
頼ったりもできない。
そうする先に
わかりあえないが待っている。
そんな思いをして
傷つく自分を守っていた。
強いわけじゃない。
弱いとやられるから
強くしてなきゃいけない。
そう思っていた。
無意識なんだそれが。
そりゃそうだ。
守っちゃうよ。
それくらい傷ついたんだ。
それを
わかることができた。
ああ、
生きづらかった。
それを、認めた。
それは、彼でもあった。
今、
父の背中は
とても小さい。
立派に老いている。
妻に先立たれて
元気をなくして
回復することなく
パーキンソン病になった。
それに伴う
認知症もうかがえる。
彼は
かわいそうでもなんでもない。
愛する妻と家族のため
やりきった男だ。
お父さん、かっこいいよ。
ただ、
彼の心の底には
まだ怒りがある。
それを出しても
放出の力が弱いので
細い電流のような
線香花火のパチパチくらいで
威力がぜんぜんない。
忘れてしまいたいことや
どうしようもない寂しさに
包まれっぱなしで
もう
酒を飲むことはできない。
それに対する
ぼくの憎しみはない。
人間まるだしの
こうばしさを感じる。
否定でも肯定でもない
しょーがねえな。が湧く。
ちなみに父は、
矢沢永吉と同い年だ。
そう思うと
永ちゃんのすごさったらない。
お父さんもすごいよって言ったら
お父さんは、謙遜することなく
永ちゃんみたいなポーズとって
そうだろ?って笑ってた。
バカやろう。
父のことは
しっかり書いておくか。
というか、いろいろぜんぶ
そろそろ
書いておきたくなっている。
今日もごきげんでありましょう。
