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2025.1008 水

二重、きれいですよね。


そんなこと

あんまり言われないので

二度聞きしたくらいです。


それは、

ビューティフルのほうではなく

くっきりコントラストのほうを

意図していたのだけれど

子どものころから

そんなにハッキリした

二重だったんですか?と聞かれ、

いつだったか思い出したんです。


子どものころは、一重でした。

で、コピーライターの会社に

未経験で入社した20代後半の

あれは、何歳だっけな。

28あたりだったかな。

ハードワーク過ぎて、

気がついたら二重になっていた。

睡眠時間削って

休まず働いていた。

爪がぐにゃぐにゃだったし

片目から勝手に涙が流れてた。

あれは今思うと

そうとうハードだったんだよね。

なので、

大人になってから二重になった。

そう答えたら

いつからか聞いただけなのに……

という空気とともに

意外なヘビーさに笑いがおきた。


今、短期で授業を担当している

専門学校の学生さんたちとの

なんてことない会話だったのだけど

二重の成り立ちにある

ハードな体験が

いつかこうして

さらりと労われるような

意外なご褒美を

もらった気分であります。


自分の二重について

考えたことないけれど

そのくっきりには

悲しみが刻まれていたのかも。

それは言い過ぎかな。

どうだろう。


二重、きれい。

オレ、きれいな二重。


そう自分に

語りかけてみました。

とても、照れています。


自分の傷を

あたたかく迎えにいくように

わかってわかって

許せて手放す。


そうすると

たいへんだった過去も

美しいくらい

愛おしくなるものです。


最近、

そういう意外なご褒美が

ちょこちょこあります。

頑張ったんだ。

バカみたいに。

ありがとうと

素直に受け取ろうと思います。


今日もごきげんでありましょう。

2026.0123 金

いったん 見送りがちかもしんない。 ふとね そんな言葉が浮かんだんです。 タクシーを探していて。 いつもの 歯医者さんから事務所まで。 歩くと20分くらいかな。 その日はあとの用事が控えてたので タクシーに乗ろうと思ったんです。 車通りの多い道に向かいつつ 歩きながら探していて。 乗りたいと思ったその瞬間 タクシーが来たんです。 そしたら いったん見送っちゃったよね。 しかも、2台連続で通り過ぎた

 
 
2026.0122 木

美しい朝でした。 降り積もった雪の夜が明けて、 赤みの帯びた朝陽が 真っ白な静寂を照らす。 すみずみ、澄み渡っている。 駐車場の雪かきで ひと汗かきつつ 愛車が可愛くてたまらない。 事務所へ向かう道のり 誰かが歩いた細い道ができている。 それは、足跡の連なり。 足跡と足跡の あいだの場所を選んで 道幅を増やしながら歩いてみる。 すれちがったお母さんに 抱っこされている赤ちゃんが ぼくを見ている。

 
 
2026.0121 水

動きます──。 それは、 バスの運転手さんの アナウンスでした。 きりりとして ていねいに芯のある響き。 宣言が届いた瞬間でした。 ぼくの今が同調したように その言葉に反応したんです。 ただの 運行中のアナウンスなのはわかる。 バス停で人が降りて 再び動くときのかけ声だ。 でもなんだろう 響いたんだよね。 ぼくの心の どこかにあるスイッチにふれて ぼくのなかの全自分が ウォーっと両手を挙げて 立ち

 
 
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