top of page

2025.0829 金

なんでも

言葉にできると思うなよ。

自分の心に置いている。


言語化──。


言葉で説明できないものは

この世にはない。

そうかもしれないけど

そんなことはない。絶対に。


理路整然とした

勉強を糧にしてきた人の

プライドと奢りを感じる。


久しぶりに

本屋さんに行ったら

表紙に「言語化」の文字がある

本がたくさんあった。


売れ筋なのかもしれない。

その鼻息の荒さを感じて

言葉がなかった。

言語化のスキルが

ありがたがられているなか

言語化が苦手な人を

狙った商売が成立している。


言葉には力がある。

勇気や感動を与えたり

人の人生を変えるくらいの

大きな力がある。


ぼくは、それを信じている。

それと同じくらい

言葉の無力さを知っている。

それを忘れないように

無力さも大切にしている。

ねぎらうように

包み込んで

心のどこかに置いている。


さんざん言語化をして

生業としていた人が

言うのだけども

言葉にできないことは

恥ずかしいことではない。

言葉にできないくらい

やわらかであたたかく大切な

その想いを

どうか無理やり

言葉にしないでほしい。


その理由は?

ビジョンは?

説明してみろと

正しさをふりかざす人がいる。


うるせえ。


とくに、

なにか新しいことを

始めようとする人に

正しさのおせっかい野朗が

アドバイスをたれながす。

そして

その人の

繊細であたたかな想いに

土足で入って自信をくだく。

実に、野暮だ。


繊細な人は

うるせえとは言えない。

自分を責める。

できない自分像が

色濃く想像されていく。


やりたい。

その気持ちに理由なんかいらない。

金になるとか

ためになるとか

そんな先のことはどうでもいい。


大人になると

それだけでは

いけないような気になる。

でも、根底にある

大切な領域は

自分で守っていい。


言葉にできない

うまく説明できないことを

ダメなものと思わないでほしい。


できない理由が

ちゃんとあるはず。

言葉にできないくらい

大切な想いなのかもしれない。

その理由がわからなければ

できないことを

受け止めるだけでいい。


心が動く

そのときの

熱量や音、色、におい

目に見えない

エネルギーのようなものを

誰も完全に言語化できていない。

なんとか近づこうとして

表現の切磋琢磨をしている。

追求しているけども

完全にやりきらない

余白を残しているのだとも思う。

そんな無駄かもしれない行為に

芸術性が生まれるのかもしれない。

その領域は、粋じゃないか。

沈黙の温度に、愛がある。


そのうち言葉なんか

いらなくなると思う。

それまで

やりつくしたいとも思っている。


週末もごきげんでありましょう。

2026.0123 金

いったん 見送りがちかもしんない。 ふとね そんな言葉が浮かんだんです。 タクシーを探していて。 いつもの 歯医者さんから事務所まで。 歩くと20分くらいかな。 その日はあとの用事が控えてたので タクシーに乗ろうと思ったんです。 車通りの多い道に向かいつつ 歩きながら探していて。 乗りたいと思ったその瞬間 タクシーが来たんです。 そしたら いったん見送っちゃったよね。 しかも、2台連続で通り過ぎた

 
 
2026.0122 木

美しい朝でした。 降り積もった雪の夜が明けて、 赤みの帯びた朝陽が 真っ白な静寂を照らす。 すみずみ、澄み渡っている。 駐車場の雪かきで ひと汗かきつつ 愛車が可愛くてたまらない。 事務所へ向かう道のり 誰かが歩いた細い道ができている。 それは、足跡の連なり。 足跡と足跡の あいだの場所を選んで 道幅を増やしながら歩いてみる。 すれちがったお母さんに 抱っこされている赤ちゃんが ぼくを見ている。

 
 
2026.0121 水

動きます──。 それは、 バスの運転手さんの アナウンスでした。 きりりとして ていねいに芯のある響き。 宣言が届いた瞬間でした。 ぼくの今が同調したように その言葉に反応したんです。 ただの 運行中のアナウンスなのはわかる。 バス停で人が降りて 再び動くときのかけ声だ。 でもなんだろう 響いたんだよね。 ぼくの心の どこかにあるスイッチにふれて ぼくのなかの全自分が ウォーっと両手を挙げて 立ち

 
 
bottom of page