2026.1027 火
ヴェアッヒャ!
ヴェアッヒャ!
耳慣れない音で目が覚めまして、
まだ暗い。朝の4時でした。
犬だとしたら
しゃがれてるし
人だとしたら
気がふれている。
カーテンの向こう
部屋の真下の通りから
規則的に音が聞こえる。
なにが起きているか、わからない。
おっかない。
わかりたい。
想像力を働かせて
実際の答えよりも
おっかないことを考えることで
防御するつもりが
恐怖のど真ん中に
浸かり込んでいる。
というのが
ぼくの今までのパターンだった。
だけど、
今朝は違った。
魔物か、殺人鬼か
カラスか宇宙人か
謎の音だからこわいんだ。
なぜ?はさておき
この音とぼくは関係ない。
カーテンの内側
この寝室は安全だ。
カーテンは開けない。
安心のバリアーを感じよう。
隣で寝ている奥さんが
異音で起きないように
バリアーを部屋に満たそう。
謎のまま
解決しようとせず、
出来事と距離をとった。
そしたら
ぜんぜんこわくなかった。
5分くらい続いただろうか。
ヴェアッヒャ!
ヴェアッヒャ!
の音は近づいたり遠のいたり
いったりきたりしている。
録音しようとしたところ
ピタッと止まった。
謎のまま
ちょいイラッとした。
いま止まるのかと。
朝起きて
奥さんにこのはなしをした。
鹿だね。きっと。
あっさりと答えた。
その自信っぷりと
鹿という生き物のワードが
奇妙が強くて一致しない。
鹿なら鹿だとしても
それはそれで驚きたい。
ヴェアッヒャ!
ヴェアッヒャ!
とモノマネで再現したら
それは鹿だと確定した。
雄の鹿に違いないと。
物音に敏感な奥さんが
そのキテレツな音で
目が覚めなかったのは、
聞き慣れてるからと言う。
札幌の近くの
ちょっと田舎で育って
キツネのおしっこのにおいが
わかるくらいなので、
鹿の鳴き声なんて
ふつうのことらしい。
ぼくのバリアーも
ちょっとは効いたと思いたい。
とりあえず
平和でよかった。
朝から
情報が多かった。
鹿の鳴き声は
シカトしよう。
ダジャレが実体験!
今日もごきげんでありましょう。
わたしの想いを言葉にする大切にしながら、自分と向き合いたい人へ──。
わたしにしか書けない文章を書く。
言葉と心の文章教室
