2026.0930 水
今朝、
雪虫を見ました。
気のせいだと
思おうとしていました。
きっと違うと
言い聞かせて前進すると
目の前をリスが横切っている。
豊かかよ。
垣根の緑にぶら下がった
夜の雨の粒が
朝陽でキラキラしている。
朝から、
総じておもしろい。
動いているんだね。
世界との信頼が
身体にめぐるようです。
一歩一歩、
足の裏を感じる。
満たされた気持ちのなか
こっちこっちという声がして
その先を見ると
交通誘導のおじいさんがね
ぞんざいな手招きを
してやがるんですよ。
ぼくにはそれが
とても横柄に見えていて
いつも嫌な気持ちになっていた。
なんなら正したくなるくらい
メラっと怒りの炎が
立ち上がる気配を感じていた。
せっかく
清々しい気持ちを
邪魔されたようにも感じたと思う。
でもね。
ああ、いやだな。
ただ、それだけ。だった。
いやだと感じる気持ちはある。
でも、
その出来事と
受けた感情から
距離をおくことができたんです。
ひっぱられなかったし、
自分ですっと戻った。
スキップして歩いたよ。
いや、それは心の中でね。
ささやかだし
当たり前のことかもだけど
自分の感情に
ハンドルを持てることに
小さなガッツポーズを
素直にしていこうと思う。
あの交通誘導のおじいさん
ぞんざいに見えたけれど
ただ、
余裕がなかったのかもしれない。
ああ、
きっとそうだ。そうかそうか。
ああ、
敵でもないし、
失礼なやつなんかじゃない。
不慣れだとしたら
それでもその場所に立っている
おじいさんに敬意をもちたい。
苦手なこと
先送りにしがちな
ぼくなんかより偉い。
そう思ったんです。
むかし
カメラマンのアシスタントを
クビになってね
交通誘導の警備員の
日雇いのアルバイトを始めたの
こんな季節だったっけ。
走るクルマと
歩く人のなかで
立ち止まっている自分が
不思議に思えたんだよなあ。
ああ、
そんなことも
思いおこしたのです。
今日もごきげんでありましょう。
わたしの想いを言葉にする。
わたしにしか書けない文章を書く。
言葉と心の文章教室
