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2025.0425 金

2025年4月28日
読了時間: 3分

うまくない寿司。

食べたんです。昨日。

うまくない寿司というより、

正確には

まずくもうまくもない寿司。

この言い方が近いかも。


仕事の用を終えてのランチ。

お目当ての店が定休日で

調べた第一候補の居酒屋ランチが

たまたま予約のみの営業で

その近くの

うまそうな中華は臨時休業。

ああ、もうひとつ

気になっていたとこあったと

お寿司屋さんにしたんです。


ランチで1.400円くらいの

サラダと味噌汁、シャーベット付。

よし。寿司でも食って

景気つけよっかと入りました。

その店が

まずくも

うまくもない寿司だったとは。


入り口の貼り紙に

なんか変わったこと

書いてたのが気になったけど、

おなかペコペコペコだし

探す心は折れているので入った。


入るなり

床がペタペタ

靴にくっつくけど、

気にしないでおこう。


大将は、50代くらい。

ぼくと同い年くらいかな。

カウンターで握っている。

その奥に

大将と顔が似ているような

お父さんらしき職人さん。

もうひとり

ホールを担当してるおじいちゃん。

このおじいちゃんが

ややスローテンポなのかな

お客としても

ちょっと気になるっちゃ気になる。


もっと気になったのは

大将が、おじいちゃんに対して

あたりが強めなことだった。


シャーベット2つ。

先にお会計行って。とか、

指示の語気に

苛立ちを感じる。

わかりやすく言うと

やさしくない。

リスペクトがない。


ポンコツなじじいが

店の迷惑にならないように

正確な指示を出してるのは俺。

そんな意思も感じる。

あ、ぼくが

勝手に感じているのだけどね。


でも、なんつうか

言葉として乗っている

その乗り物は声であって

その出発地は、心なんだよね。


俺の店だ。

俺の腕でやってる。

俺の努力でやってきた。

そんなプライドも感じるし

それはわるくないけど

プライドがあふれちゃっちゃあ

握りも硬くなるんじゃないかい。


大将は、ずっと

カウンターの常連と

世間ばなししながら

寿司握ってたんだけど

たわいもない会話も声が強い。

今朝もランニング何キロ走ったとか

自慢も入っているんだけど

それよりも

寿司を握りながら

しゃべんなよとも思った。


で、ぼくも

カウンターなんだけど

地元じゃない奴

観光客かなんかだろう。

そんなあしらいを感じる。


うまくもまずくもない寿司を

カウンターでつまみながら

正面の厨房の壁を見たり

やや天井あたりを

見上げたりしながら

シャリがなんせガサイので

なるべく素材の味を

おいしいと感じて食べるよう

集中していたんだけれど

あれこれ

もしかして

孤独のグルメっぽい?

孤独のグルメぶってる奴

そう思われてたら嫌だなとか

脳内で脱線でもしないと

間がもたないくらいだった。


大将の

圧が強めの指示を耳にしながら

おいしさ弱目の寿司を食べる昼。

お会計をして店を出る際

おじいちゃんの声に紛れて

大将はこちらに背を向けたまま

「あっした」だか「あっす」だか

聞き取りにくい

略語みたいな挨拶をもらしていた。


寿司の味について語るほどの

グルメ野郎でもないし

プロの仕事に

素人がとやかく言うのは

野暮だとも思っている。


ただ、あの

まずくもうまくもない寿司は

心のなさだと思う。

ものかなしくさえも感じた。


店を出たとき

そういえばなんだっけかと

入り口ドアの貼り紙を見直した。


当店の店員に

威圧的な態度を取る

お客様には退店してもらいます。


そんなことが書いていた。


ぼくから見ると

威圧的な

態度をしていたのは

大将しかいなかった。

その言葉

誰に放っているのだろう。


おあとがヒアウィーゴーですな。

長くなりやした。

週末もごきげんでありましょう。

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