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2025.0619 木

汗ばむわ〜。

歩く。と、汗ばむが

セットになってるって、いい。


夏なんだもの。

そんなこと考えながら

事務所に向かって

歩いて汗ばみはじめていると

視界の前方が気になって。


カラスが

通行者を威嚇していたんです。

そこは公園のある通りで

街路樹が茂っていました。

音は静かなんだけど

なにか騒々しい様子だと思ったら

おじさんが

カラスを威嚇している真っ最中。

公園で拾ったのか

棒を掲げて

コラーのポーズをしています。

はじめから見ていないから

攻撃をされたからそうしているのか

防御のために威嚇しているのか

理由はわからない。


ただ、

遠巻きに見た者として

カラスを威嚇しているのは

おじさんだった。


その通りを進むのは

気がひけたので

向かいの通りに渡ることにした。

ちょうど

ぼくとおじさんは

向かいあった通りを

それぞれ平行に進む感じになった。


棒を捨てて

ファイティングポーズを

とっている。

かかってこいと

木の上にいるカラスに向けて。

アメリカのプロレスの

ヒールがオーバーアクションで

対戦相手をあおるような

ヘイ!かかってこいの

ジェスチャーは

向かいの通りから見ている

ぼくにもすごくわかりやすい。


なぜか

おじさんは

声を発しないのだけど

アクションがハッキリしているので

何が起きているのか

手にとるようにわかる。

おまけに、

その様子を横スクロールで

見せてもらっている。


やらねえんなら

いいんだぜと

おじさんが前へ進もうとした瞬間

カラスは低空飛行で

おじさんの頭をかすめる。


このやろー!と(サイレントで)

ふりかえるおじさん。

立ち止まってみあげる。

仁王立ちで腰に手をあてているので

そうとうプンプンなのが伝わる。

もういい

かまってられんと指をさし

再び前へ進もうとすると

またカラスの攻撃。

これが絶妙のタイミングだった。

今のところ

攻撃ポイントが高いのはカラスだ。


もう限界だと

石を拾って振り返るおじさん。

手のひらの上で

ぽんぽんと石をバウンドさせて

進路をゆっくりと戻る。


威嚇の仕草が

ことごとくわかりやすい。

そして、ちょっと古い。

石にひるむカラスではなく

戻ってくるおじさんに

真っ向から挑むカラス。

おじさんは瞬時に

石を放つも

身をかばいながらの投球は

あさっての方向へ。

おじさん、Lose!

ゲームオーバー。


退散のように

そそくさと前進する

おじさんは

覚えていろよ!と

捨て台詞のジェスチャーをした。


いろんな意味で

こっちの通りに

渡ってよかったと思った。

おじさんは

ムカムカがおさまらない様子の

歩き方だった。

そのまま

平行に向かい合った道を

それぞれに進んだ。


カラスに襲われるのは嫌だ。

だけど、

戦わなくてもいいと思う。

その道を通らない選択もある。


「せんたく」って打ったら

「洗濯が」最初に変換されたよ。

今日もごきげんでありましょう。


2026.0123 金

いったん 見送りがちかもしんない。 ふとね そんな言葉が浮かんだんです。 タクシーを探していて。 いつもの 歯医者さんから事務所まで。 歩くと20分くらいかな。 その日はあとの用事が控えてたので タクシーに乗ろうと思ったんです。 車通りの多い道に向かいつつ 歩きながら探していて。 乗りたいと思ったその瞬間 タクシーが来たんです。 そしたら いったん見送っちゃったよね。 しかも、2台連続で通り過ぎた

 
 
2026.0122 木

美しい朝でした。 降り積もった雪の夜が明けて、 赤みの帯びた朝陽が 真っ白な静寂を照らす。 すみずみ、澄み渡っている。 駐車場の雪かきで ひと汗かきつつ 愛車が可愛くてたまらない。 事務所へ向かう道のり 誰かが歩いた細い道ができている。 それは、足跡の連なり。 足跡と足跡の あいだの場所を選んで 道幅を増やしながら歩いてみる。 すれちがったお母さんに 抱っこされている赤ちゃんが ぼくを見ている。

 
 
2026.0121 水

動きます──。 それは、 バスの運転手さんの アナウンスでした。 きりりとして ていねいに芯のある響き。 宣言が届いた瞬間でした。 ぼくの今が同調したように その言葉に反応したんです。 ただの 運行中のアナウンスなのはわかる。 バス停で人が降りて 再び動くときのかけ声だ。 でもなんだろう 響いたんだよね。 ぼくの心の どこかにあるスイッチにふれて ぼくのなかの全自分が ウォーっと両手を挙げて 立ち

 
 
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