2026.0819 水
明け方、 冷風機のホースが外れた。 その音で目が覚めた。 ふがふが歩いて まだ薄暗い部屋の中 ホースをアタッチメントに 取り付けなおした。 そのとき ホースのねじり構造を 支えている針金が、 親指に刺さった。 痛みを感じた瞬間 すでにもう遅かった。 右まわりに力を込めた 回転力をつけての傷。 親指から血がしたたるのを見て 何が起きたのか理解できた。 それでも アタッチメントを 取り付けようとするも 支えてまわすと 出血が増す増す。 親指って 主要なポジションなんだと しみじみ再確認していると ズキズキ痛みを感じはじめた。 血を見るのが弱い。 親指にティッシュを巻いて 横たわると 図らずも サムズアップのポーズになって 天を指している。 グッド。 ありがとう。 突然わいた感情に 我ながら、驚いた。 指を怪我して 親指立てて ありがとう? いよいよ変態の 扉を開いたのかもしれない。 けれど、 わいてきた感情だから しばらく置いておくことにした。 言葉に訳すことをせず そっと目を閉じた。 ズキズキする痛みを感じた。 生 き て る。 ああ、ぼくは生きて












