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2026.0603 水

  • 3 日前
  • 読了時間: 2分

言葉なんて、なかった。

もともとは、なかった。

いつくらいのことだか

忘れてしまったけれど、

言葉がなくても

なにも困らなかった時代がある。

以心伝心。

テレパシーみたいな感覚だろうか。

そのメカニズムはわからなくとも、

なんかできていたんだと思う。


AIが登場しては、

パソコンが登場しては、

なにかと、

旧来の大切な概念や

人間の持つ能力みたいなのが

薄くなるような

嘆きや懸念を耳にする。

言葉や道具がなくても

大丈夫だった時から考えると

もうとっくに薄くなっている。

言葉が生まれたとき

文字が登場したとき

その爆発的な便利さと裏腹に

人間が退化してしまう感覚を

持ったんじゃないかなあ。

それはもう

今の比じゃないだろう。


ワシの若いころはよ

文字なんかなかったんだ。

今の若いやつは

なんでも文字にしやがる。

目を見ても

いまいち伝わらないんじゃ。


なんて想像をする。

旧来をやってきた

自分を守るために

新しいものを嘆く人は

どの時代にでもいる。


あらためて、考えると

言葉は、便利だ。

気持ちを伝える手段として

今はもう欠かせないものだ。


でもまたいつか

なくなってもいい。

そう思っている。

早くなくなんねーかなー。

くらいに思っている。


そういう時代がくると思う。

ただそれまで

言葉をとことんつかいたい。

安心のもとに信じて

希望を感じて

つかいきりたい。


その先に

ある日

とつぜんパッとなくなる。

そんなんでもいい。


陽射しが強くなって

夏がきたのを理解するように

なんの説明もなく

そのときを受け入れる。

そんな日が来るのを

ヘラヘラと想像している。


言葉は、難しい。

だとしたら

それは

自分が見えている世界と同じだ。


言葉の

「ば」が「葉」の文字なのが

なんかうれしく感じます。

今日もごきげんでありましょう。

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