2025.0605 木
- minoru HASHIMOTO
- 6月6日
- 読了時間: 3分
人に頼れない。
他者とのつながり
つまり、絆というものに
焦がれるほどの想いもある。
昨日もふれたけれど
ひとりでやってきた
その根元には
「人に頼れない」があった。
たしかに
子どものころ
お誕生日会をやらなかったのも
自分のために
わざわざ集まってもらうのが
なんか申し訳ない
気まずさがあったからだ。
祖父が端午の節句の
鯉のぼりや五月人形を
買ってくれようとしたけど
じょじょに
使わなくなるからいらないと
ていねいにお断りをした。
子どもらしくない。
大人になっても
それは色濃く包まれる。
そこそこできること
なんでも
ひとりでやってきた。
人を信頼していない。
まるで
自分が能力が高いかのように
言い聞かせることで
人を信頼できない
その本当の理由を
見ないように過ごしてきた。
当然ながら
なにもかもひとりで
できるわけがないし
ひとりでできることは
せいぜいしれている。
お願いをしたその先に
争いやトラブルが生まれる。
それを
無意識に強く想い
その世界で生きていた。
本当はこわくて
たまらなかった。
でも
こわいだなんて
認めたくなんかない。
だから
あらゆる
正統性を引っ張り出して
気づかないようにする。
歯をくいしばって
笑って道化を選び
頭をフル回転させて
あらゆるお題に
自問自答をして
乗り越えてきた。
脳の筋力を鍛えあげ
ひとりで踏ん張ってきた。
誰よりもやってる。つもり。
そう信じこませていた。
でも
心を放置していた。
わたしが
わたしを無視して
正しさと
ポジティブで律し
ゲンかつぎのような
スピリチュアルを頼りに
人として
ちゃんとしなきゃを
ずっとやってきた。
今だからわかる。
それは、つらい。しんどい。
安心がない。
ちょっとどころじゃなく
存在すらしていなかった。
それなのに
人に安心を配る。
食べたことのない
カレーをふるまうかのように
辛口やら甘口
スパイスもまぜまぜ
あなたにも味わってほしいと
全身全霊、応えようとする。
頼まれてもいないのに。
それは
関係性や距離感がバグる。
自分をさておき
頑張っていたけれど
誰よりも
安心したいのは
ぼくだったんだから。
滑稽。
恥ずかしさの水圧で
ぺしゃんこになりそう。
だけど
そうでもしなくちゃ
やってられなかったと
わかると
愛しくもなる。
傷にふれたくないと
守って
守りまくって
かたくなに
あべこべにやってきた
その力みに力んだ
ぼくを心から労いたいと思う。
とことん
わかってあげたい。
わかって
わかって
わかった
その先に
許すがある。
許しを迎えにいける。
そのときまで
たくさん
のたうちまわったらいい。
安心して
何度も何度も
わかってあげたい。
過去も未来も
この瞬間から
やさしくなりますように。
今日もごきげんでありましょう。