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2025.0313 木

2025年3月14日
読了時間: 2分

大人って

クシャミをしても

鼻水が出ないものだと思っていた。


夏になっても

半ズボンを履かない。

大人になると暑くないのだろう。


それは

子どものころのイメージで

どれも

ぜんぜん違っていた。


クシャミと同時に

ダブルラインでハナタレになるし

半ズボンも履く。

夏は暑いので

ほとんどTシャツで過ごす。


大人はたいへんそうだ。

そうも思っていた。

子どものころ想像する

大人のイメージは

父親からきているものだった。


父は、いつころからか

毎日のように

仕事行きたくねえと

言うようになった。

お酒を飲んで

ぐだをまくこともあった。

その姿は、

子どものぼくには

たいへんそうに見えていた。


もしかしたら

かわいそうとも

思っていたのかもしれない。

心のどこかで

馬鹿にしてもいた。


たいした趣味もなく

仕事に追われる背中に

孤独さを感じていた。


そんな父は

いま、特別養護老人ホームで

暮らしている。わりと元気だ。

そして

よくしゃべる。

パーキンソン病からの

認知症の傾向があるのだけど

思ったことを

素直に言葉にする父は

どこか可愛いと思える。


その姿は

かわいそうでも

孤独なんかでもない。


妻と子どものために

愛を注ぎ続けた

やりきった男の姿だ。

やりきった先に

無邪気になっている。


父は矢沢永吉と同い年だ。

「永ちゃんもすごいけど、

 お父さんもすごいよね」

と話しかけると

父は「だろ?」と

大袈裟に手を広げて

永ちゃん風に答えた。

すこしくい気味に

謙遜することも

照れることもなく

120%受け入れて

まっすぐに喜んでいた。


そんな会話が

できるようになって

本当によかったと思う。


そして

さっきの言葉は冗談ではなく

永ちゃんもすごいけど、

お父さんもすごいと思っている。

本当にそう思う。


こうして

父と向き合うきっかけも

父がくれたんだと思う。


人生、おもろい。

大人ってたのしい。

今日もごきげんでありましょう。


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