top of page

2025.0109 木

ひとり言が

わりと大きめな人が

すれちがいざまに言ったんです。


冷蔵庫って、英語で

なんていうんだろう。


すぐに答えたかった。

耳にした以上

教えてあげたかった。

しかし、

わからなかった。


向かいからの歩行者が

すれちがいざまに

ラグビーボールを

パスしてきたかのように

ぼくの左耳は

その問いを

受け取ってしまったんです。


自宅を出て10分くらいのこと。

のこりの10分くらい

事務所に着くまで

冷蔵庫って

英語でなんていうのか

脳内ぐるぐるです。


なんなら

ぼくもつい

冷蔵庫って、英語で

なんていうんだろうって

声に出していました。


問いの連鎖?

ハッとしました。

さっきの

ぼくにパスをした人は

もしかしたら

誰かからパスを

受け取ったのかもしれない。

けれど

ぼくが声に出していたとき

周りに誰もいませんでした。

問いの連鎖は

ぼくの脳内でストップして

答えにたどりつかないまま。

ずっと

クールボックス?と

おなじ言葉が

疑問形で浮かんでいます。

バカみたいとは

このことだと思います。


クールボックス!

最初に浮かんだときは

正解のような確信すらありました。


やがて思ったんです。

クーラーボックスがあると。


なにか

ほかの家電で

英語のやつないか。

そこからヒントを得よう。


…………ポット?


家電すらない。

我ながら恥ずかしくなりました。

今日の太陽

いつもより

まぶしさに生命力を感じます。

そんな

関係ないことに

思考を逃避させては

気がつけば

クールボックスにたどりつく。

その繰り返しで

事務所に着きました。


もうっ! なんなのアイツ。


着くまでが制限時間だと

勝手に思っていたのか

エントランスの鍵を

開けるその前に

無理やり絞り出しました。


リィゾゥコー?


カタコトだよそれは。

よけいに

恥ずかしくなりました。


正解なんかもういい。

保存しておこうと思う。

キンキンに冷やしてな。


今日もごきげんでありましょう。

 
 
2025.1117 月

ふぐを食べました。 昨日。51歳にして初めてのこと。 息子の大学合格祝いです。 家族3人で、ふぐを食べました。 合格祝いは何を食べたいか 遠慮しなくていいからと 尋ねてみたらば ふぐを食べてみたいと まっすぐに言うわけです。 食べたことがないからと。 そうかそうかと 予想外の答えに 少したじろいだりもしました。 なぜなら ぼくは ふぐを食べたことがない。 うまい店も知らない。 そもそも 食べたいと

 
 
2025.1114 金

先日の11/11に行った 「書くことが楽しくなる文章教室  みんなでお茶するかい」の シェアを今日もしたいと思います。 週末のきりのいいとこまで ひっぱらせてください。 配慮と遠慮。 これが隣り合わせである。 文章を書くことにおいて この配慮を持っている人が ぼくは大好きです。 自分が書いたものの先に かならず読む人がいる。 その根元に どう届くのかを想定している あたたかい気づかいがある。 その

 
 
2025.1113 木

センスがある。 センスがない。 よく聞く言葉だけれど、 ぼくはあまり 使わないようにしている。 この前の 書くことが楽しくなる文章教室で センスあるないの件が 話題に出たので ここでもシェアしてみたい。 ぼくも 書くことを仕事にしていると 文章のセンスがあるんですねと 言われることがある。 そこに他意はないと思うのだけど、 センスなんかで 仕事やれねえよ。 なめんな。 という ゴリゴリのめんどくさ

 
 
bottom of page